世界一の極寒レース

冒険家Dominik Lukschは世界で最も過酷な極寒耐久レースYukon Arctic Ultraに参加し、そりに装備をくくりつけて引きずりながら、徒歩で100マイルを65時間で走破しました。その時、身に着けていたのがジンの 203.ARKTISで, 過酷な条件下でも正確に機能することが証明されました。

Day1: 2011年2月6日10:30a.m. カナダのホワイトホースを出発。初めの40kmは平たんで、ユーコン川沿いに歩く。凍った道をくねくねと曲がりくねって歩いていることに気付く。7時間後に最初のチェックポイントに到着。スープ、サンドウィッチ、デザートを平らげ、またユーコン川の道をひたすら進む。日がまったく射さず気温はマイナス35℃まで下がり、雨具上下を身に着け、顔を覆うためマスクを装着したらたちまち凍ってしまった。吐く息が凍り顔を覆うマスクや髪の毛に張り付く。1秒以上目をつぶるとまつ毛が張り付いて目が開かなくなる。コースの道が川から離れ次第に上りになる所まで歩き続け、そこでビバークすることにした。マットを敷いて寝袋を広げさっそくもぐり込む。最初の夜はくたくたに疲れてしまった。あまりの寒さに、一晩中防寒マスクをつけたままで眠った。

Day2:  朝、暖かい寝床から起き上がって極寒の外気にさらされるのはとてもつらい。 朝食にチョコレートと紅茶を摂ったが、魔法瓶の蓋が凍ってしまい調理用ストーブで溶かさなければならなかった。早朝6:00、さあ出発だ。いまさらながら、このレースの過酷さを思い知る。上り下りの連続だ。上る時はそりがますます重く感じ、下りはそりにどんどん押されてしまう。食事は基本的に脂肪と糖分を摂るが、どんなに食べても、1時間後には胃は消化されていない食物でいっぱいなのに空腹を感じてしまう。上りはまるでスローモーションのような動きだ。2番目のチェックポイントで食糧を詰めこみ顔の防寒具を乾かした。1時間の休憩後、寒空の下2度目のビバークをする場所を探しながら再び歩き出す。良い場所が見つかり防寒マットを敷いてから、ストーブに火をおこすのに苦労していたらマットの空気が抜けてしまった。また敷きなおしてやっと横になる。1時間後背中が冷たくて目が覚める。なんとマットの空気がまた抜けていた! 空気を入れなおしたが、念のため防寒具を着て寝袋に入った。

Day3:   翌朝、歩くのがさらにきつくなった。そりは重く、背中に痛みが走り、足は萎えていた。昼近くになって長い休憩をとった。自分の予想では午後2:00から6:00の間に次のチエックポイントに着けると楽観していたが、1時間半の昼食後疲れがどっと押し寄せ、ペースがさらに遅くなってしまった。泳いだほうが早いくらいだ。その上、かかとがズキズキ痛み出した。それでも、前に進まないといけない。1時間半たって、状況はさらに悪くなり、もっと進みたかったがもう限界だった。仕方なく寝袋を広げ、崩れ落ちるように眠った。

Day4:  早朝2:00起床、午前10:30までにゴールしないといけない、と思った。かかとと膝に痛みを感じながらも、早々に身支度を済ます。GPSは次のチェックポイントまでまだ4kmもあることを示していた。道は厳しさを増し上り下りが激しく、疲れた体にムチ打って進む。とたんに道が下りになり凍った湖へ続く。凍った水面では難なく前に進めたが、向こう岸に渡ると急な傾斜になっており、雪は柔らかくそりの重さがかかって上るのは過酷を極めた。這いずるようにして上りきると、アップダウンのある道が森へと続いていた。突如、電信柱のようなものが見え、次に道路、Braeburnと記した標識を見つけて、一気に元気づいた。30メートル先に小屋がありゴール地点のバナーが見えたので、写真を撮ってゴールへ急いだ。まだ朝の3:30なのにゴールできた自分が信じられなかった。くたくただったが、睡眠を取る気分ではなかった。9:00amにはホワイトホースへ戻る車に揺られていることだろう。

ユーコン北極ウルトラレース
ユーコン・クエストのコースを走破するYukon Arctic Ultraレースは、それぞれ100、300、430マイルのコースを制限時間内にマウンテンバイク、クロスカントリースキー、または徒歩でゴールするというもので、これらの混合は許されない。コース上では道程を示した目印が設置されているが、吹雪いたりすると目印を見落とす可能性もあり、脱落者が多数出る。極寒の自然環境下で休息もなく長い距離を進まなければならないユーコン・クエストは、ちょっとしたミスが命取りになるような世界で最も過酷を極めるレースと言われている。

203.ARKTIS
ユーコン・クエストでは時間管理が不可欠だ。今何時で、自分は何時間走り続けているのか、制限時間内にチェックポイントにたどり着けるのか、をいつも気にしていなければならない。そんな状況で冒険家Dominik Lukschが頼りにしたのがジンのダイビング・クロノグラフ203.ARKTISだ。防寒具の上から装着して寒気にさらされても問題なく作動し夜の視認性も抜群で、日差はわずか0.625秒だった。レース後、Dominik Lukschは203.ARKTISについて「過酷な状況でも信頼のおける時計で、装備品の中でも必ず携帯したいアイテムのひとつだ」と語っている。

Related Sinn

PAGE TOP