フォルティス モノリス クロノグラフ

Monolith Chronograph

42mm / Ref.638.18.31M

ギリシャ語に由来する“モノリス”という言葉は、単一の一枚岩を意味します。それは、地球上のみならず宇宙でもその機能性が証明されているフォルティスのクラシックなデザインを、どのようにイメージするかということに役立ちます。ギリシャ語の意味と同様に、宇宙の深さと幅が、このモノリスにおいて黒一色に統一されてフェイスにまとめられたことは、フォルティスにとっても特筆すべきことです。その黒の深さは、夜光処理を施したインデックスを備えた真っ黒なダイヤルのみならず、ブレスレットに至るまで黒いPVD仕上げを施されたケースに象徴されます。さらに黒い回転ベゼルや両面無反射サファイアクリスタル、Valjoux 7750のムーブメントなどが価値を高めています。

フォルティス モノリス クロノグラフ Ref.638.18.31M
Valjoux 7750、自動巻、25石、28,800振動、時・分・秒(スモールセコンド)表示、デイデイト表示、クロノグラフ(30分積算計、12時間計)、タキメーター、逆回転防止ベゼル、
時・分針とインデックスはスーパールミノバ仕上げ。
ステンレススチールケース&ブレスレット(ブラックPVD仕上げ)、
両面無反射サファイアクリスタル、20気圧防水。
SOLD OUT

  1. こだわり
  2. 創業
  3. 功績
  4. 宇宙を制覇
  5. 一歩、その先へ

どのグループにも属さない独立企業

創設者 ヴァルター・フォグトが目指していたのは、フォルティスという名にふさわしく、世界で最も信頼性の高い、最高品質のスイス製腕時計を生産することでした。

Fortis(ラテン語) {形.}
[1] 強い、力強い
[2] 継続的な、確固たる
[3] 勇気ある、勇敢な、恐れを知らない

最初の腕時計がグレンへン本社から発売されて100年以上経つ現在でも、ヴァルター・フォグトの精神は製品に生き続けています。
だからこそ、精度チェックと防水テスト以外はすべて、時計技術者の手による作業にこだわっているのです。経験豊富な時計職人のスキルに勝るものはないからです。

このような考え方は今日では珍しくなりました。しかし、独自のルールに基づき品質を最優先にして生産できることは、どのグループにも属さない独立企業としての強みでもあります。

フォルティスの品質志向が実を結び誕生したのが、コスモノーティス・コレクションです。1994年以来、ロシア連邦宇宙局の公式装備品として採用されています。宇宙での過酷な任務に耐えうる腕時計として認められた証しです。

フォルティスが自動巻腕時計(Harwood、1926年)を商品化して以来、そのDNAに深く刻まれているパイオニア精神は、宇宙開発の一端を担うことにも反映されているのです。また近年発表されたGMTを搭載した初のクロノアラームのような技術革新に加えて、デザインにおいても先駆的な役割を果たしています。1980年代なかばに発表されたフリーガー・クラシック・シリーズは、当時としてはめずらしいオーバーサイズのケースを採用し、それが今日では世界のトレンドとなっているのです。フリーガー・クラシックは、2004年にアビエーションウォッチ・アワードを、2008年にはブッセ・ロングライフ・デザイン賞を受賞しました。

現存するシリーズを、新しいミレニウムにふさわしい、次世代を象徴するフォルムへと見事に昇華させ、ブランドの掲げるスローガン“ Face the New-次世代への躍進”を体現しているのです。

世界初、自動巻き時計の量産に成功

1912年
フォルティスはスイスの老舗時計メーカーのひとつで、1912年創立以来、時計産業で常に挑戦を続けてきました。

ヴァルター・フォグトは29歳のとき、競合ひしめく時計業界で成功する鍵は、価値あるブランドネームと完璧に機能する製品であるとすでに気づいていました。1912年、彼はこの条件に合った工場を建設するため、スイスのグレンヘンで鉄道の駅近くの土地を確保して計画を実行に移し、1年後にフォルティスの商標とロゴを登録しました。フォグトの目標は、信頼性の高い高品質の時計を生産し、世界に向けて販売していくことでした。20世紀初頭に腕時計が世界のトレンドとなり、フォグトは自身のビジネスに好機を見出したのでした。

世界初、自動巻き時計の量産に成功
1922年、フォグトはイギリスの時計製作者で発明家のジョン・ハーウッドと運命的な出会いを果たします。自動巻き時計を量産するためスイスのメーカーを探していたハーウッドは、フォグトこそまさに自身のアイデアを実現してくれる人物だと確信しました。4年の開発期間を経て、量産可能な自動巻き時計、伝説のモデル「ハーウッド」が誕生しました。ハーウッドはバーゼルフェアで好評を博し、そのおかげでフォルティスの名声が世界的に高まりました。これに関連する話題として、1929年、飛行船グラーフツェッペリン号初の世界一周ツアーに参加した唯一の女性でイギリスのジャーナリスト、レディー・ドラモンド・ヘイは、ハーウッドを腕に付けて搭乗しました。

世界初防水機械式アラームクロノメータ

パイオニアとしての功績
1930年代に入り、フォルティスは創業25周年を記念して初のクロノグラフを発表しました。また、1931年発売の「オートリスト」というモデルはハーウッドが発明した自動巻き時計で、ストラップの動きが動力を生み出すという画期的な商品でした。

1940年代、いくつかのブランドが防水時計を発表する中、フォルティスも1943年に「フォルテシモ」を発表しました。フォルティスの防水技術は「マネジャー」で集大成の場面を迎えます。1956年、「マネジャー」は世界初防水機械式アラームクロノメータとしてスイスクロノメータ協会(C.O.S.C.)のクロノメータ・アワードを受賞しました。今日、「マネジャー」におけるデザイン性と機能性の見事な融合は、アクアティス・コレクションに引き継がれています。

1960年代は変遷の時代でした。スイスで初めてのプラスチック時計を発売したのもこの時代で、200m防水のものまでありました。冒険的な試みでしたが成功を収め、フォルティスコレクションの中でもベストセラーに数えられます。

その後フォルティスは原点に立ち還り、パイロットウォッチに焦点を当てるようになります。1987年に発表されたフリーガー・クロノグラフは直径40mmもある当時としてはオーバーサイズのケースを採用し、新しいトレンドの先駆けとなりました。発売開始から遅れること17年の2004年、フリーガー・クロノグラフはヨーロッパ・パイロットウォッチ・アワードで1位を獲得しました。充実した機能と高い信頼性を誇るフォルティスのパイロットウォッチは2つの世界最高高度記録を叩き出し、パイロットが装備品として真っ先に選ぶ時計となりました。今日では、スイス空軍PC-7チームRを含む世界各国60以上の飛行部隊で採用されています。

宇宙船外で使用された世界で初めての自動巻時計

宇宙を制覇
地上や宇宙空間で耐久テストを実施した後、ロシア連邦宇宙局(ROSCOSMOS)はミッションにおける公式タイムキーパーとして、フォルティスを採用することに決定しました。1994年の宇宙船ミール計画の開始以来、フォルティスの時計は厳選されたクルー装備品の一部として常に宇宙へ携行されました。10万回以上地球の軌道を回った時計は、フォルティスをおいて他にありません。宇宙船外で使用された世界で初めての自動巻時計オフィシャル・コスモノートをはじめとするすべてのフォルティス・コスモノーティス・コレクションの裏蓋には、連邦宇宙局との共同宇宙計画に敬意を表し、宇宙局のエンブレムが刻印されています。

世界初の自動巻きアラームGMTクロノグラフ

世界初で当時唯一の自動巻きアラームGMTクロノグラフ「デイブレーカー」創立100周年記念モデル
世界初の自動巻きアラームGMTクロノグラフ
また一方で、フォルティスはスイス時計業界において先駆的な役割を果たしています。2012年、世界初で当時唯一の自動巻きアラームGMTクロノグラフ「デイブレーカー」が創立100周年記念モデルとして発表されました。かつてないほどの複雑な機構を持ち、500を超える微細なパーツから成っています。

FACE THE NEW - 一歩、その先へ
100年以上の歳月を時計製作に捧げてきたフォルティスは、いつの時代もマイルストーンへと導く革新と改良を繰り返してきました。“Face the New(一歩、その先へ)” はそのようなフォルティスの企業理念を表現することばです。

フォルティス正規代理店 時計・宝飾カマシマ
フォルティス正規販売店 時計・宝飾 カマシマ
住 所:〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り3-1-3
代表者:釜島光顕 (KAMASHIMA MITSUAKI)

営業時間 : AM10:00 ~ PM6:00
定休日:毎週水曜日
電 話:028-633-2739
FAX:028-633-2843

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釜島光顕


顧客との結びつきが希薄になりがちな販売形態ではなく、お客様と信頼関係を築きながら営業する「ふつうの時計屋」を貫いている。